今月の言葉は

 「雨垂(あまだ)れ 石を穿(うが)つ」
             『漢書』より

です。
 

6月になりました。
梅雨時期になり、暑さや湿気で体調管理が難しいですね。

さて、梅雨に入ると雨が多くなり、
体調や気分のすぐれない方もいらっしゃるかと思います。
そんな嫌われ者の雨も花を咲かせたり、稲を育てたりと
大切な役割があります。
そして、雨垂れは長い間ずっと同じところに落ち続けると、
硬い石ですら穴をあけます。
(「穿つ」とは、穴をあけるとか、突き抜けるという意味)
つまりこの言葉は、「小さな力でも、根気よく続けていれば
いつか大きな成果が得られる」ということを表しています。

同じ意味で、「継続は力なり」という言葉があります。
続けている最中は果たして結果に結びつくのか
不安があると思います。
しかし、逆に言えば「継続無きものは力なし」
とも言えるかもしれません。
継続したからこそ見えてくる景色がありそうですね。

余談ですが、立正寺の「今月の言葉」は
2010年の1月から毎月掲示しており
今回で150回目を迎えました。
「よく継続できたなぁ」と思っております。
おかげさまでたくさんの方に見ていただき
お声掛けをいただいております!