今月の言葉は
「言うは知性 黙るは品性 伝えるは人間性」
です。
6月になりました。
梅雨になり、じめじめとした日々がやってきます。
気持ちだけでも、からっと元気に過ごしましょう!
さて、今月の言葉です。
人との会話はとても難しいですよね。
言葉足らずで誤解をあたえてしまったり、
ついつい余計な一言を言ってしまったり、
自分の気持ちがうまく伝わらなかったりと。
「言うは知性」。言葉にして思いを伝えるには、
知識や考える力が必要です。
そして語彙力も関係してきます。
普段どれだけ言葉に触れているかが
わかってしまうかもしれません。
次に、「黙るは品性」。
時に、あえて黙ることが大事な場面もあります。
その言葉は、本当に相手にとって必要な言葉なのか。
自己満足にすぎないのではないか。
などを考え、あえて沈黙する時、
人としての深い品格がにじみ出ます。
そして「伝えるは人間性」。
伝えるということは、相手の性格や状況を考え、
いかに心に届くよう言葉を発するか。
そこに思いやりや誠実さなど、
その人の人間性が現れます。
仏教では、「正語(しょうご)」という教えがあります。
これは、嘘をつかず、優しく、
思いやりのある言葉を使うという教えです。
どんな言葉を選ぶか、あるいはあえて黙るか、
その一つ一つが私たちの心の姿をあらわしています。
言葉には力があります。その力は相手を思いやり、
支え合うために使いたいですね。