今月の言葉は
 「涼風に こころほどけて ほほえみぬ
  ひかりやさしく 道も澄みゆく」
       
です。

10月になりました。
ようやく厳しい暑さも和らぎ、過ごしやすくなってきましたね。

ひんやりとした涼しい風を感じると、身体だけでなく
心までもすっと軽くなる気がします。
自然と笑顔になりますよね。
そして、暑さで照り返していた道や風景にもどこか温もりを
感じ取ることができますね。

忙しい日々、私たちはつい肩に力が入り心を固くしてしまいがちです。
涼しい風のように心を少し緩めてみませんか。

仏教には「無常」という言葉があります。
すべては移り変わり、同じままではないという教えです。
季節が巡るように、悩みや辛さもいつかは過ぎていきます。
涼風に身をゆだね、こころがほどけるとき、自然に笑みがこぼれます。
その笑顔は、自分だけでなく周りの人もやさしく包みます。
秋の澄んだ空気の中で、ひと息つきながら、
ありのままの自分で微笑む時間を大切にしたいですね。